平成23年5月11日

「目玉法案」を次々に撤回

今日は。国対委員長の漆原です。今日(5月11日)、枝野官房長官から「政治主導法案」を撤回するという話がありました。この政治主導法案は、民主党の目玉法案の一つで、「政治主導の確立のため」@内閣官房に国家戦略局を設置、A内閣府に行政刷新会議、税制調査会を設置する、などというものです。

 更に民主党は、官僚主導から政治主導の確立のために、内閣法制局長官などの官僚答弁を禁止する「国会審議の活性化のための国会法等の改正法案」(議員立法)も取り下げることにしました。

 私は、この国会対策委員長会談の席上、安住民主党国会対策委員長に「民主党は、政治主導の理念を放棄したのか」を問い糾しましたが、何の返答もありません。

 思えば、民主党は3月31日にも「こども手当法案」を撤回しています。この「こども手当法案」や「政治主導法案」は、民主党にとって政権交代を可能にした一丁目一番地の目玉法案のはずです。このような重要法案を国民に何の説明もなく、いとも簡単に「撤回」する政府・民主党の態度は、正に「政権を担当する資格」をも放棄したと言わざるを得ません。

本日、特別国会が召集され、初登院をさせて頂きました。北陸信越の皆様の献身的な御支援によりまして、四期目の当選を果たすことができました。心より感謝と御礼を申し上げます。選挙期間中に皆様にお約束した郵政民営化法の実現を始めとする日本の構造改革に断乎たる決意で取り組んで参ります。


                          公明党国会対策委員長
              衆議院議員