平成19年7月30日
【中越沖地震 救援、復興に全力】
 
対話の最前線/理解と友好の拡大めざして/中越沖地震 救援、復興に全力

 
 『新潟県中越沖地震で、公明党は太田昭宏代表が現地に急行し被災状況の調査や被災者の激励に走るなど、救援と復旧に全力を挙げています。』
 友人 新潟県中越沖地震の発生から5日、現地では今も余震が続き、被災地の皆さんはさぞや不安な日々を送っているんだろうね。
 公雄 消防庁などによると、19日現在、犠牲者は10人に上り、重軽傷者数は1300人以上。学校などの避難所で暮らす避難者数も6278人を数え、約3万8500戸で断水が続いている。微量とはいえ、柏崎刈羽原子力発電所で放射能漏れが確認されたこともショックだった。国や県は被災者支援と復旧に全力を挙げてほしいと思う。
 友人 参院選の最中だけど、公明党はどんな対応をしたんだい?
 公雄 地震発生を受け、公明党は太田代表を総合本部長、漆原良夫国会対策委員長を本部長とする「新潟県上中越沖地震災害対策本部」を党本部にただちに設置。また、新潟、長野両県本部もそれぞれ対策本部を設けたんだ。特に太田代表は、参院選応援のため訪れた北海道での遊説を急きょ中止し、新潟県に急行。同じく参院選応援で福井県を訪れていた漆原国対委員長、加藤しゅういち参院議員(参院選候補=比例区)もその日のうちに現地に入り、被災者の激励と現地調査に全力で当たったんだ。また、翌日には冬柴鉄三国土交通相(公明党)も被災地を視察した。
 友人 太田代表らの視察の模様は?
 公雄 16日夕、柏崎市に入った太田代表は、倒壊家屋などを調査した後、同市役所に設けられた災害対策本部で被災状況などを確認、会田洋市長から要望を受けた。また、避難所となっていた市立第一中学校で住民らを見舞い、「困っている人に一刻も早く救援の手を差し伸べることが大事だ」として、速やかな対応を約束していた。柏崎刈羽原発の放射能漏れに関しては、漆原対策本部長が17日、同原発を訪れ、早期の原因究明・対応を強く求めた。
 友人 現場第一主義の公明党らしいスピード感ある対応だね。
 公雄 これら一連の視察を踏まえ、18日には漆原対策本部長と志田邦男新潟県議(県代表)が首相官邸に塩崎恭久官房長官を訪ね、ライフラインの最優先確保や激甚災害の早期指定、原発放射能漏れの究明など14項目からなる対策の申し入れも行った。
 友人 現地では二次災害も懸念されている。政府の最大限の取り組みを期待したいね。

(平成19年7月21日付け公明新聞より転載)